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極限環境微生物から紐解く
適応進化の分子機構とその利用
地球上のありとあらゆる環境に微生物は存在し、生命活動を営んでいます。一方で、地球上には複合的な物理化学的要因によって、生命が存在・生息できない領域も存在します。
それらは、生命が生息する領域である「生命圏」に対して、「非生命圏」と呼ばれています。この生命圏と非生命圏の境界領域には、限られた微生物のみが生きることができる極限環境が広がっています。
この極限環境では、強い物理・化学的選択圧が微生物にかかり続けるため、微生物は生存のための適応を余儀なくされます。私たちは、このような微生物にとっての極限環境を対象とし、そこに生きる微生物の生存戦略、適応進化の法則、分子メカニズムを紐解くことで、適応進化の本質を明らかにすることを目指しています。
また、適応進化の結果として得られた微生物、それら微生物が持つ多様な遺伝子の資源化を目指します。また、適応進化の仕組みそのものの技術化も目指しています。
